植物の基本構造 維管束植物 (シダ植物と種子植物) の体は基本的に根・茎・葉という3種類の 器官 (organ) から成り立っている (図1)。 根 (root) ふつう地中にあり、四方へ分枝している。 水や無機養分を地中から吸収して他の器官へ供給するとともに、植物体 気孔の周りの細胞を、「 孔辺細胞 こうへんさいぼう 」というよ。 これは 名前だけ覚えればOK だよ。 1点注意なのは、「 表皮には葉緑体が無いけれど、孔辺細胞には葉緑体がある 」という淡水にすむ単細胞の緑藻類、Micrasterias truncataがミズゴケの葉のそばをいくつも漂っている。1848年に初めて科学的に記載され、半分に切断(truncate)したような見た目からtruncataと名付けられた。(PHOTOGRAPH BY MAREK MIS, SCIENCE SOURCE)
2 ツバキの葉の細胞断面のtem画像